短編小説集 片恋



『大丈夫です!!


これからよろしくお願いします!!』



「送信っと…。」



千尋君に返信する。

すると、千尋君は意外にもすぐに返信してくれた。




『うん、これからよろしく!!


おやすみ!!』



私もそれにおやすみと返す。








家についてからも私はニヤケ顔が止まらなかった。



――――――――――


あの日から何日かたった土曜日。




あれから毎日のように千尋君とメールでのやり取りをしていた。



そして、今日も部活があった私は帰りの電車に乗り込もうとしている。








電車に乗り込んだ時、今日も真尋君と千尋君がいた。



「あ!!

えみちゃんじゃん!!」



「真尋君、こんにちは!!」


「うん、こんにちは!!」