「なぁ。俺のことも名前で呼べよ。」

けーちゃんはいつも自分のこと僕っていってるのに。
名前で呼んだことなんて1度もないのに。

それでもけーちゃんに見つめられるとまるで魔法にでもかかったのよう。

「…圭斗。」

気がついたら名前を呼んでいた。

名前を呼んだ私にいきなり近づいて来たけーちゃん…いや…圭斗。

間近で見るけーちゃんの顔はもっと綺麗で。
いつも以上に心臓がドキドキしてる。