*アイドル様とモデルちゃん*

ただでさえ歩幅は小さいはずなのに

いつもよりもちょこちょこ歩いている紫音は

小動物みたいだった。

…ウサギとか、リスとか、そんな感じ。


「はぁーあ、なーに緊張してんだ、俺。」


あいつがシャワーを浴びに行った後

俺は1人部屋でため息をついた。