それから暫くの間、俺が付き添っていると
何とか食べられるようになり、筋肉がついた
ところで、歩く練習が始まった。


優「ハァハァハァハァハァハァ」


 『優菜?』


優菜の様子がおかしい。


優「ハァハァハァハァハァハァ龍にぃ?ハァハァハァハァハァハァ」


 『ん?』


優「怖いハァハァハァハァハァハァ」


 『大丈夫だよ。ここに優菜のこと悪く
  思うやつはいないから。』


リハビリする所に連れてくれば必ず知らない
男がいる。


優「龍にぃ?」


 『ん?』


優「病室に帰りたい。」

 
 『わかった。慎に聞いてから帰ろうな。』


頷く優菜。


何とか慎に許可をもらい病室に戻る。


その次の日からは、病室でリハビリになった。


もちろん優菜は個室だし、それなりの広さが
ある部屋に入院しているから問題ない。


だから、時々親父たちと、でもだいたい俺と
リハビリをして何とか歩けるようになった
優菜。


入院生活約2ヶ月の末、ようやく退院ができた。


〜龍side〜END