呪ゲー

私達の反応も気にせず、チョークはただ自分の意志で動いているようだった。


恐怖で凍てついた私達は、誰も声を上げることなくチョークの動きをまじまじと見つめる。


『これから君達には呪いを解くゲームをしてもらいます

今から5分時間を与えますので覚悟を決めるなり、皆で話し合うなり自由にしてください』


そう書き終えると、役目を果たしたかのようにさっきまで生き生きと動いていたチョークは、重力に従って地面に落ちていった。


それと同時にさっきまでの張り詰めたような沈黙が、急に破られ、みんな口々に話始める。


「呪いを解くゲームって…」


私は考え込む。
今更だったが、これは夢なのか、現実なのか区別がついていなかったのだ。


きっと夢だよね……


「利紗…」


彼女はお風呂に入っていたのか、髪の毛は濡れたままで、セーラー服の胸の辺りまでびしょびしょだ。