「私のだ〜‼︎ありがとう!龍騎!だぁ〜

いすき‼︎」

学生手帳も見つかったし、そろそろ帰ら

ないとだな。

「龍騎そろそろ帰らないとだから。じゃ

あバァイ‼︎」

「待て」

「なに?」

もう、早く帰らないとみんなに怒られち

ゃうのに。

「もう、暗いから送る」

「いいよ。家遠いし、早く帰らないとみ

んなに怒られちゃうのから。じゃあバァ

イ‼︎」

早く帰ろ〜。

って走ったら、「ドデッ」っておもいっ

きり転けた。

「いったぁい‼︎もう、私ってどんだけド

ジなの?」

「ぷっ」

後ろから龍騎の笑い声が聞こえてきて、

恥ずかしくなって

「笑うなぁ‼︎‼︎」

と、言って走ってそのまま帰った。

その時後ろで、龍騎が

「このオレ様の誘いを断るなんていい度

胸だな。あと、大好きとか簡単に言うな

よな。惚れちまうだろ、チ〜ビ‼︎」

なんて言ってるなんて気付かなかった。