つよがり


コンコンコン



「那月さん俺っす入って良いっすか?」

「どうぞ」


あ、れ?この声どっかで、、、



ガチャ



「失礼します。

って砂月さんもいたんですね

ん?その子、、、クーっすか?」


「誰?」




声はどこかで聞いたことはある

だけど、顔は見た事なかった




「クロ、覚えてねぇーのか?

ソイツ、春音だぞ。

東雲春音(シノノメ ハルト)」



・・・・え?ハル君?


あの、ハル君なの?



「クー、思い出したっすか?」



ポリポリと頬をかくのはハル君の癖だった

って事は、、、




「本物のハル君だ!久しぶりっ」




先ほど座ったソファーを急いで立ってハル君に抱き着いた




「久しぶりっす。

転校生が来るって那月さんに聞いてたっすけど、クーだったなんて驚いたっすよ」


「僕だって驚いたよ!砂月さん、何にも教えてくれなかったしっ」



ギロりと殺意を込めて砂月さんを睨んだ



「クーロ、てめぇはどっからそんな殺気を覚えたんだ」



あ、出てたんだ



「ひーみーつー!・・・あ、そうだ。

何でハル君がこの学校にいるの?」