つよがり


「クロ、久しぶり」


「うん、、、うん!」



じわりと目頭が熱くなる



「クロ、泣いてる?」


「泣いてない!」


那月さんから離れてゴシゴシと雑に目を拭いた



「大きくなったね」


「うん。那月さんは変わらないねっ」


「ははっ、そりゃそうだ。

・・・・髪も伸びたね、1回切った?」



僕のセミロングの髪を那月さんが触る



「はい、切りました。

何で分かったんですか?」


「クロの事なら何「おーい。俺はいつまで待てばいいんだ?」

あぁ、砂月。

空気呼んでよ、今良いところなんだけど?」



理事長の扉に寄りかかってる砂月さんに那月さんは鋭い視線を送った