つよがり


砂月さんの言葉を聞くよりか、身体が先に動いていた





那月さん 那月さん!



那月さんに会えるっ!



理事長室の扉が見えてきた


もう少しっ




バンッ




「誰?入る時はノックしてって言ってる、、、、、え?クロ?」


「はぁ、はぁっ」





茶色い髪 黒縁メガネ 少し毒舌な話し方

少し落ち着いた声

そして、砂月さんと同じ身長












砂月さんの双子のお兄さんで





















あの日僕を拾ってくれた人




























「那月さんっ!」




僕は思いっきり那月さんに抱き着いた