つよがり


葵side




久しぶりに見た優愛は全てが変わっていた


いや、俺が変わらせてしまった




目を閉じるたびに思い出す



ーーー葵っ、今日はどこ行くーっ?


満面の笑で俺に話しかけてくれた

そして、俺もそれに笑顔で応えた






だけど


ーーー この手を離したのは、誰?



その手を離したのは俺だった


その温もりを離したのも俺だった










姉さんを








優愛を












殺そうとしたのは確かに



そんな、俺の暗い想いを




消したのは










「優の、勝ちだ」






炎のその一言だった





side END