「や、あああ!」 叫んだ声が思いの外大きくなってしまって、アキが顔を顰めたのが分かる。見なくとも。 「うわ! アキ、死んだ、どうやったら生き返る!?」 「うるさい、生き返る方法なんてない」 「……終わった」 ひゅーん、とあたしの意思とは反対にどこかへ飛ばされて行ってしまった。 アキがちゃんと教えてくれないから! むっと後ろを振り向けば、がっつりゲーム機の画面を見ていて更にイラッとした。 コントローラーを投げたら、私の命が危ないのでパシパシと膝を叩いて抗議する。