どうするんだ、と言わんばかりにそこを強調してみる。 えー、と眉を顰めるアキの隣に座っている男子が「やってあげりゃ良いじゃん」と言ってくれた。 「分かった分かった」 そう言って出てきてくれる。 いつもアキと出来るわけではないから、そういう時は一人でやるかサボる。 仕方ない、あたしが可愛いから。 「いつまで調子乗ってんの? ブス」 聞こえたのは階段の裏側から。 更衣室から出てきたあたしは自販機から帰ったアキと一緒に教室へ帰る途中のこと。 「は?」 自然と口から漏れた言葉。