食堂の中とも外とも言い難い所にあるテーブルに座った俺等は、温い外気に当てられていた。

「爆弾みたいな人だなって、私は思ってる」

爆弾みたいな人。
その表現の仕方に、流石だと思う。

「ちなみに君も同じものだと思ってるからね」

「俺?」

「あーでも、爆弾じゃなくて、風船?」

何故疑問形なのか。

祈璃が帰ってきて、椅子に座る。梨ジュースに早速ストローを突っ込んで、吸った。

生き返ったー、と言いながら机に突っ伏す。それは死んだ、の間違いでは。

持参弁当を食べ終えた堂本さんは、弁当箱をしまった。俺はゴミをまとめる。