好きだったの



私たちのクラスは二人三脚に向けて猛練習を重ねていた。


「よし!俺たちも練習はじめよっか!」


「うん、そうだね」


練習を重ねていくたびに私たちの息もすっかり合ってきた。


そして練習を始め走っていたとき、


グリっ!


あ!


私はその場に倒れてしまった。


古屋くんもよろつく。


足首に激痛が走る。


やばい、足ひねっちゃった、、、


自分の力で立ち上がれそうにない。


どうしよう、、、


すると体がふわっと宙に浮いた。


えっ!?


「高崎さん大丈夫?足捻ったよね?」


ま、まって、
こ、これってお姫さまだっこじゃないの?


全身に力が入る。


「先生、俺彼女を保健室に連れてきます。」


彼が先生にそう言って歩き出した。


「だ、大丈夫だよ!自分で行けるよ」


とりあえず、下ろしてほしかった。


は、恥ずかしい、、、


古屋くんのシャツの匂いを感じて彼がすごく近くにいることがわかる。


心臓は今までにない早さでドキドキしていた。


みんなからの視線もすごい。


「だめだよ、そんな足でまた動いたら逆に悪化するよ」


彼が耳元で言う。


体が余計に固まることがわかる。


「あ、ありがとう」


私は小さな声で彼につぶやいた。