「なななな、何で亮がいるのよ!?不法侵入!?」 コイツは隣のベランダから入ってくる勇者でもある。 ありえないこともない。 「は、早く離れて、蹴り飛ばすよ!」 「あ?かっだりぃ〜」 何を思ったのか更にあたしを引き寄せるようにして抱きしめてきた。 「なっ…」 「もうちょっと……」 何がもうちょっと、だ 「いい加減…離れろっ!」 布団の中で脚を蹴り上げると亮はベッドから飛ばされるように落ちた。