そう言って渡すと、唯華は嬉しそうな顔をする。
「ありがと、今開けていい?って聞きたいところなんだけど……あたしもう帰らなきゃ」
「え?もう帰っちゃうの?」
今来たばかりなのに。
「うん、今から颯ん家行くの。それに、今日家族で出かけるって言うから早く家戻んなきゃいけなくて」
そうだったんだ、じゃあ、早く帰らなきゃいけないね。
「分かった、少しでも颯先輩と長く過ごせたらいいね」
「ありがと!ホントごめんね、あとで電話する!」
そう言って唯華は帰って行った。
……なんか、一瞬の出来事みたいだった。
メニュー