どうかなって思ったんだけど……。
「寒い時期にしかつけられないけど、よかったら使ってほしいな」
気に入ってくれたら嬉しいな。
「すげー嬉しい、絶対使う」
ふわっと、とても柔らかい笑みを浮かべる大樹くんに、あたしは見惚れてしまう。
「……ちょっと待ってて」
「へ?う、うん」
いきなりそう言われ、あたしはそう答える。
ぽん、と軽くあたしの頭を撫でた後、大樹くんは2階へ上がっていった。
喜んでもらえてよかった……。
ほっとしたあたしは、ソファに座る。
すると、もう2階から降りてきたのか、大樹くんがあたしの隣に腰掛ける。

