「遅かったな、何取ってきたの?」
誤魔化すようにあたしの手元を覗き込む。
「あっ、これ、大樹くんに持ってきたの。何も食べてないからお腹空いてないかな、って思ったから……」
そこまで言うと、ポンと頭に手が置かれる。
「ありがとうな、樹里」
「う、ううん!はい、食べれない物ない……よね?」
思えば何も考えずに取ってきてしまった!
「平気だよ、樹里のチョイスだろ?なら食える物だらけでしょ」
平然とそう言いのける大樹くん。
……それって、あたしが大樹くんの好みを知ってるって、認めてくれるってことかな?
なら嬉しすぎる。

