そ、そうなの……? あたしと円香ちゃんの重い方の荷物を軽々と持つ洸くん。 すご、そんな軽々と……。 「ありがとう、洸くん」 「あっ、ありがとうございます……」 「え?先輩じゃないの?えっと……」 そう言って洸くんが首を傾げる。 「野崎円香です……樹里ちゃんと同じクラスの」 「やっぱり先輩ですよね!だから敬語なんて使わなくていいですよ」 洸くんは、話しやすい雰囲気に持って行くんだなぁ。 だからあの時も話しやすかったのかな。