「そんなこと言うなっての!もう諦めたし!」 「はいはい。反論はいいから早くしろよ」 「分かった……樹里先輩、それ持ちます」 なんか、可愛い。 シュンとした顔が。 「えっ?いや、いいよ!悪いし……それに、持つならこっちの円香ちゃんの方を」 あたしは円香ちゃんの荷物を指差す。 か弱い女の子なんだから、悪いけど任せちゃおうかな。 「いや、大丈夫です!俺どっちも持つんで!」 「えぇっ!?それはさすがに……重すぎるよ!」 「中谷先輩、大丈夫っすよ。コイツ、こう見えて力持ちなんで」