「ふぇっ、ふぇーくしょぉーんっ!!」 「「!?」」 突然放たれた大きな声に、私と犀川くんはビクリと肩を跳ねさせ同時に振り向いた。 「はっ!」 「「おじいちゃん(師匠)!?」」 声の主の正体を確認するや否や、私達は声を揃えた。 「い、いつからそこに……」 血の気が引いていくのを感じながら、焦ったように言葉を投げる。 するとおじいちゃんは、ニヤけ顔で元気に言い放った。