犬系男子を被った王子様



「丁度良いところに!」



私は香に抱きつく。
案の低、香はそれに驚く。



「今日の放課後どこいきたい!」


「い、いきなり…だね、」



香はあははと、苦笑い。


「天川さんの意見も聞きたいんだ…」



宇佐川君はニコッと笑顔で微笑む。
それに、悩む香。



「そうだなぁ~」


宇佐川君をチラッと見ると宇佐川君はいつもの笑顔より、何かキラキラしてる。




「じゃあカラオケは?」

「カラオケかぁ、良いな…どうする?二人とも」



香の提案に私と犬川くんは顔を見合せそして、頷く。