「あ!犬川くん」 「なぁに?」 犬川くんはメロンパンの最後の一口を食べて微笑む。 「香が放課後空いてるって」 こう伝えると犬川くんは目をキラキラさせながら、本当!?っと、私に歩み寄る。 「う、うん、」 「よっし!実は拓人もOKって言ってくれたんだ!それじゃあ決まりだね」 あぁ、放課後が楽しみだなぁ~ こう呟く犬川くんに私は小さく笑みをこぼす。 犬川くんって見れば見るほど笑顔が可愛い。