私が前を向くと犬川くんは隣の人と仲良く話している。 「仲が良いね」 私が香に言うと香は何かを考えていた。 「た、しかあの人……んー思い出せない」 香が真剣に悩んでいるので私はそっとしといた。 「まぁいいや…その内思い出すし…」 学校に着いたところで香は答えを出した。 「探るの頑張ってね!!」 「うんっ!ありがと香!」 香はニコッとしながら私に応援の一言。