「ど、どうした―――「敬語」?」 「敬語やめてよ…タメ語で良いから♪同学年でしょ?」 犬川くんの言葉は確かに正しい。 し、しばらくすれば、な、慣れるよね?うん、これは慣れだ…慣れっ! 「う、うん…わ、分かった…」 「それでよし♪」 犬川くんは満足そうに微笑んだ。 ”屋上” 今日からここは私と犬川くん二人の ”秘密場所” となった。