犬系男子を被った王子様




え~と…この場合はどうすれば…



私は思わず固まってしまう。
一方犬川くんはニコニコしている。



「じゃ、じゃあ失礼します…」



私は一先ず声をかけてその場で座り込む。



「猫宮さんってさ”猫”みたいだね♪」


「え?」



突然の発言に私は思わず首をかしげる。


「猫…ですか?」


「そう!猫♪何か見てて初々しいし、それに何か癒される感じがする」


「そう?なの…それなら犬川くんは…”犬”みたいです…」



「え?そうなの?」



犬川くんはキョトンとする。