犬系男子を被った王子様




そこには淋もいた。
俺に見られたくなかったのだろうか、慌てて紫音と繋いでいた手を離す。




「あ、あぁ。おはよう。淋も、、おはよう」

「っ、、お、おはよう、、、」




淋は俺の顔を見ずそのまま視線を逸らした挨拶をした。理由もわからなくもなかった。



「じゃ、俺らは先に行くね。行こう淋」



四宮は笑顔で淋に話しかけ、俺に見せつけるかのように肩を抱いて歩き始めて行った。