犬系男子を被った王子様




「ふふっ…ゴメンね?浮気なんかさせて…私なんかよりももっと可愛い人が良かったんだもんね♪」



「いや、そんな、」


「言い訳はいらない…どうせならもう言っちゃう…私ね修也が好きだった……けれど」




私の頬に一筋の涙がこぼれ落ちた。




「別れよっか…今まで楽しかったよ♪さよなら…」




そう言い私は修也の家を出た。
修也の家から離れて私は立ち止まる。



「っう…ふぅ…うぅ」




涙が溢れてしょうがない…。
好きだったよ修也…。



私はしばらくそこから動けなかった。