犬系男子を被った王子様




「誰だ!?」


や、ばい…



私は鞄を急いで拾った。だけど……



「か、おり……何で…」



気づかれちゃった…。



「修也…私よりあの子が好きなんだね…」

「は?お前全部…き、いて…」



修也は驚いていた。



「うん、全部見た…二人のキスも、ね?」



私は笑顔で微笑む。