犬系男子を被った王子様




「と、冬夜君……み、みてたの?」


「見てたって………見ちゃいけなかった?」



その言葉に私は首を横に振る。




「紫音君にはとは、、ただ世間話を……でも、」


「でも?」



私はゴクンと息を飲む。
そして、震える声で、



「でも、四宮くん………優しいんだけど…怖くて…」


「怖い?」



その言葉に私は頷く。



「なんか、、私に対して色々と調べてくるような気がして……」




私の言葉に冬夜君は悩むように首をかしげる。