犬系男子を被った王子様



だが、次の言葉で私はさらにショックを受ける。



「でも修也彼女いるんでしょ?あの子は?」


「ん?そうだな…だけど俺はそいつよりもお前が好き」



そして、二人はあつーいキスをする。




―――ズキン…ズキン…



心がいた、い…。


私の瞳から沢山の涙が溢れてくる。



修也…あの言葉は嘘だったの?



私はふらつく足で階段を下りようとする…だが



―――ガタン…



鞄が手から滑り落ちてしまった。