「どうせ、女の子でしょ?」

「いーよいーよ…後で合流で」


そう言って私の腕を掴む男逹。
遂に、私の頭が危険反応を示す。



「あの、離して…」



目を強く瞑った瞬間―――



「人の連れになにしてんだよ…早く失せろ…」


「「ひ、失礼しました」」



声でわかる男の人、、。


「冬夜君…」


私が冬夜君の名前を呼ぶと、冬夜君はホッとしたように私を抱き締める。



「やっぱり連れていけば良かった…ごめん…一人にして…」



冬夜君は、そう言って私に謝る。
それに、私は首を横に振る。