WILL ~あなたの願い、叶えます~

額同士がくっつくんじゃないかってくらい顔を近づけて言われたから、目しか見えなかった。

ううん、その真剣な瞳から、目を離せなかったんだ。


彼が、どうして由紀ちゃんに手を出せなかったのか。
由紀ちゃんが、どうして抵抗しなかったのか。

――なんとなく、悟った。


「寝るか、明日があるんだろ」


立ち上がった男は、奥のベッドへ向かおうとする。
彼の言葉も行動も、当然別々のベッドで寝ることを意味していた。