「好きな女と一晩過ごして手も出せなかったクセに、よく言うわ」
無駄に体面飾るのをやめ、足をあぐらに組み替えて中ジョッキを呷ってからそう言い放った。
言い放ってから――ちょっとだけ、良心が痛んだ。
それだけ彼はあの子に本気で、真面目で優しくて、誠実だった。
……ってことなのだ、多分。
無駄に体面飾るのをやめ、足をあぐらに組み替えて中ジョッキを呷ってからそう言い放った。
言い放ってから――ちょっとだけ、良心が痛んだ。
それだけ彼はあの子に本気で、真面目で優しくて、誠実だった。
……ってことなのだ、多分。


