WILL ~あなたの願い、叶えます~

「美女と2人きりよ。クリスマスに飲んでるのよ。これをデートと言わずになんと言う」

「飲み会?」


そう言って笑いながら、彼はジョッキを呷る。

ごくごくと音すら聞こえてきそうな小気味良いリズムで上下する骨ばった首筋が曝されて、気付かれないように、私も喉を鳴らした。

――のに。


間髪入れずにカウンターの奥へ向けて空いたジョッキを掲げると、大きな声で「お代わり!」と注文する男。

くっそ、ムード!!