WILL ~あなたの願い、叶えます~

「――来た? サンタ」

その声は本当に唐突に。


回想をぶった切られて、いつの間にか店長が戻ってきてたのを知った。

「あ、私、今口に出してました?」

振り返ろうとして――窓に、顔を戻す。

喋ってから気付いた。
今、泣いてる。

店長の気配が、それを誤魔化そうとする私になど問答無用で背後に近づいてくる。

や、困ったな。
今、顔見せられないのだけど。