WILL ~あなたの願い、叶えます~

「ったく。さっさと風呂入って寝ちまえば」

とんだ失礼をかました私の事を、それでも店長は、言葉は悪くても、気遣ってくれる。


「うん、そうしよっかな。鍵本さんは?」

「あー、先ワックスかける。お前のもやっとくよ」

窓から下に見える、ロッジに隣接した乾燥室を指してそう言ってくれる。


自分の道具は自分で――それが、圭輔の流儀だった。
私の分もやってくれるとか。


「何笑ってんの、お前」

「別に。じゃ、お願いしますね」


優しくしてやろうかと思ったけどやめた、とか言ってたくせに。

この人は、圭輔よりずっと甘い。