WILL ~あなたの願い、叶えます~

「七瀬?」

「あ、はい。……ごめんなさい」

不意に振り返って声をかけてきた店長に、思わず謝った。

あんなに楽しんでおいて。
圭輔だったら、なんて一瞬でも考えて、ごめんなさい。


その心の声が、聞こえたはずはないのに。
店長の顔が、一瞬歪んだように見えた。


「……平日は、リフト空いてるから得した気分な」

「そうですね」


分かってるのか、ないのか。
話を換えてくれる店長は、優しい。