WILL ~あなたの願い、叶えます~

「あのさ」

どんな事情か知らないけど。

「被害者面されても困るんだけど。……ちゃんと聞くから、全部、説明して」

なんでこっちが、こんな気分にならなきゃいけないの。
そんな非難を込めて言うと、香奈ちゃんは零れかけた涙を拭って姿勢を正す。

代わりに、やけっぱちのような大きなため息を吐き出した竹内みどりが、長い髪をめんどくさそうにかき上げた。

「洗いざらい吐くけど。あいつは……圭輔は、本当に何にも悪くないから」


それは、圭輔は、私を裏切ってないっていう意味なのか。

それとも、悪いのは――私だと、言いたいのか。


真意を捉えがたい言葉は、前置きとしてはなんの気休めにもならなかった。