WILL ~あなたの願い、叶えます~

なんでここに、彼女たちが。


ヘッドライトの元で待ち受けるのは、望月香奈と竹内みどり――『あの日』の、『シャワーの女』疑惑の2人だった。


上着を握りしめたままの右手の甲が、不意に大きなものに包まれて。

「大丈夫」

意地悪なはずの店長の声が優しかった。

慈悲に溢れた隣の人の顔と、私の右手を優しく叩く大きな手を交互に見つめて、

「……はい」

深呼吸ひとつ。
それから、発進を促した。