WILL ~あなたの願い、叶えます~

黄点滅の信号を、車が通過する。
もうすぐりんご☆さんを拾うポイントだ。


「なあ、Keyが俺で驚かしてるとこ悪いけど」

――不意に声色が変わって、前を見つめる顔は仕事中のソレだった。

「なん、ですか?」

まさかここで、仕事の話しだすんじゃないでしょうね。

「もう1人も、お前のこと驚かせるみたい。心の準備しといてくれる?」

「……!」


もう1人って、りんご☆さん?
驚かせるって……

「まさかりんごさんも男とか、ないですよね」

「さあ、俺も会ったことはないから」

じゃあ一体、なんだっつうの。

「詳しいことは知らねえよ、本人に聞け。合流したら一旦席外してやるから」

「え」

ちょ、やめてよ。
めっちゃ不安なんですけど。