ある月が輝く夜ーーーーーーー

一人の少女がいた。

ドカッ

バキッ



『君たち、何やってんの?』

「ああ゛?ストレス発散だっ」

「お前もやるか?」

『なに言ってるの?
 僕は君たちを止めに来ただけ』

「上等だ、やってみろっ!!」

『僕が闇をてらす。
 月光が淡く輝くように……………』


男が拳を一人の少女に向かって振り上げた
それを少女はかわし、男たちの腹に
拳を入れた。

「っってめぇ、なにもんだ?」

『んー、月猫。』

「マジか」

『ねー、君たちの瞳死んでない。
 だから、これからやり直しなよ
 輝けるその日までーー』

「本当か?」

『うん』

「っありがとな!
 頑張ってみるよ、俺たち。
 強くなってやるっ」

「そしたら、また、会えるか?」

『うん、いつか。』

「「おうっ」」

そして、男たちは闇に消えていった

「あの、助けていただきありがとうご  ざいました」

『ん、気をつけて』

誰もいなくなった暗闇。
少女は言った










『I hope that you are happy foever.
(君たちがいつまでも幸せで
         あることを望む)』


月に見守られながら、
少女はその場を後にしたーーーー










誰も少女の瞳にうつる闇に
気づかないまま………………………