「はいはい。で?絵里は、何が言いたいんだ?」



宇崎はため息をついて聞いた。



「私はその両方を食べる。」



「だろうな。で?それとこれとどう関係があるんだ?」



「さっきの私は左手にアイス。右手にアイスを持っていた。」



「だから…?」



「両方食べる!」



宇崎は少し目を細めて私を見ている。



ギュぅぅぅ…。



うっ、おなかが…。



「ごめんなさい。もうしません。」



「絵里、わかってくれたのか。」



腹痛の神様、



ごめんなさい。




ごめんなさい。




今度から一口にします。



もしくは、ばれないように一口もらいます。



いや、私が間違ってました。



証拠を残さないように全部食べます。



だから許して。