俺があげた指輪をギュッと握りしめる雪乃は言う。 『大好きだった、春のこと…もっと一緒にいたかった』 「俺をおいていくなよっ…雪乃!」 『ごめんね、春は泣き虫だから私がいないと泣いちゃうのに』 「…雪乃だって俺がいないと泣くだろっ」 『…そうだね、私も泣き虫だから。でも、泣かないよ…春にいっぱい幸せをもらったから笑っていられる』 「…っ」 『春も幸せになって?春はあったかいからきっとたくさんの人を幸せにできるよ』