ポケットから小さな箱を取り出して雪乃の目の前で開いた。 中にはシルバーの指輪が入っている。 『な、んで…私、幽霊なんだよ?死んでるんだよ?』 「関係ない、俺は雪乃と結婚したい」 『ばかぁ…』 泣き虫な雪乃を抱きしめた。 雪乃の涙はさっきと違い、流れ落ちる度に雪の結晶みたいになって消える。 雪乃の嬉し涙は本当に綺麗だと思った。