『春、私外に行きたい!イルミネーション見に行こうよ』 唐突な言葉に驚く。 「…」 多分、俺の気持ちを紛らわすつもりなんだろう。 そんな優しさに俺は無理やり微笑んだ。 本当は行きたくない。 外に出たら雪乃がいなくなってしまいそうで だけど… 雪乃が行きたいなら仕方ないか、とコートを手にとった。