水泳のお時間

それから自分は一体どうなったのか、突然記憶は途切れ


いつの間にか私の体はベッドに仰向けになり

気がつくと見慣れない白い天井をボンヤリと見つめていた。


「……?」


どうして自分がココにいるのか今の状況がよく呑み込めずに

わたしは仰向けになったまま何度も同じ瞬きを繰りかえす。


ん…あ、あれ?

えっ、なんで?なんでわたしココにいるの?

いつから?どうして?

ここは…保健室?


「桐谷」


思い出そうにも、意識を取り戻したばかりのせいか、思うように頭が働かなくて。


そのままボンヤリしていたら突然ベッドのカーテンが勢いよく開いて

そこで見えた瀬戸んの姿にわたしはハッと目を開く。


「桐谷、起きた?」

「せ、瀬戸くん!」


ど、どうして瀬戸くんがここに?!

何が何だか分からなくて、思わず一人でアワアワしてしまっていると

それを見た瀬戸くんが、とたんに口元を崩してフッと笑ってみせた。


「その様子じゃ、大丈夫みたいだな」

「っ?えと…」

「覚えてない?桐谷、さっきプールで溺れかけて気絶したんだよ」


え…?


瀬戸くんの言葉にわたしは動きが止まってしまった。

そんなわたしの顔色を、瀬戸くんがのぞきこんでくる。


う、そ…。そんな。

まさかわたし、あれから本当に気を失っちゃったの…?

でもわたしは今、ここにいるし

ということは……