水泳のお時間

「うん。昨日よりは良くなったかな」

「瀬戸くん…!」

「でもこれじゃ無駄に水しぶきをあげてるだけで、全然進めてないね。足首に力が入ってるし膝も曲がってる。これじゃ意味ないよ」

「そ、そんな…きゃっっ!!」


その瞬間、瀬戸くんは片腕でわたしのお腹を抱えあげたかと思うと、もう片方の腕でわたしの膝を持ち上げてきた。


決して離してはダメだと、昨日あれほど言われたはずなのに

出来損ないのわたしはやっぱりビート板を手離してしまう…。