水泳のお時間

すると瀬戸くんは水着越しからわたしの胸をにぎってきた。

それはまるで円を描くように、やんわり包み込むように。

怖くなったわたしは思わずギュッ!と目を押し瞑ってしまう。


「いや、いやっ…!」

「ふーん桐谷ってそういう声も出すんだ。もしかして他のヤツにもされた?ほらこんな風に」


すると今度は胸を乱暴に鷲づかみされ、わたしは大きな悲鳴をあげる。

もちろん、瀬戸くんの言っていることは誤解。


だってわたし…男の人にこんな事をされるなんて初めてだった。考えもしなかった。

ましてや触られるなんて…そんな

しかも…瀬戸くんに…っ