水泳のお時間

「…っ…」


だけど今になってその事を理解しても、もう遅くて。


触れるように重ねられては、まるで優しくついばむようなその甘い口付けに、わたしの体はまるで熱でも出たみたいにぼうっとしてくる。


そしてそのまま動けずにいたら

今度はいきなり瀬戸くんの生温かいものがねじこむように入ってきて、わたしの背中がビクリと跳ね上がった。


!やっ…!苦しい。

息が

息ができない…っ


「ん、んぅっ…」


あまりの息苦しさからとっさに顔を歪めたわたしに、瀬戸くんは一度唇を離してくれた。


唇が離れてホッとしたのもつかの間

自由になったわたしは瀬戸くんの下で必死に息を吐きだす。


そしてもう一度大きく息を吸おうと口を開けようとしたその時

直前で瀬戸くんに再び唇を塞がれてしまった。


「?!」

「息は大きく吸ったらだめだよ。肺に余計な負担が掛かって、かえって早く息苦しくなるから。息は小さく吸って」


驚いて目を見ひらくわたしの気持ちとは裏腹に、瀬戸くんはやっぱり冷静とした表情でわたしを叱る。


そして息も満足に吸うことが出来ないまま

再び瀬戸くんに唇を塞がれてしまい、わたしは思わずギュッ!と両目を押しつぶった。


そ、そんな…

だめっ…

で、できないよ…!